平成25年9月30日をもって、計量法の定めに則り圧力の単位が国際基準単位に統一されました。これにより、原則として低圧持続吸引器においてhPa(1hPa = 1.02 cmH2O)が単位として使用されています。ただし、計量単位令の一部を改正する政令(平成25年政令第287号)で、単位として生体に使用する器械においてcmH2Oの使用が恒久的に認められており、日本ではダブルスタンダードになっています。
このように、日常診療においては「hPa」と「cmH2O」両方の単位が使用可能ですが、臨床の現場では1hPa ≒ 1 cmH2Oとして対応をお願いいたします。
2019年6月25日
日本気胸・嚢胞性肺疾患学会
学術委員会
(2019年6月25日 掲載)